非常持ち出し袋の点検していますか?
どこのご家庭にも、ひとつはあるのではないでしょうか。
我が家にも銀色の袋にデカデカと「非常持ち出し袋」と書いてある巾着タイプのリュックがありました。
何年も放置していたため、袋はボロボロ、中身も賞味期限切れのビスケット、電池が自然放電して点かない懐中電灯。
これでは何の意味もありませんね。
非常持ち出し袋の重要性を痛感した災害
恐怖を感じるほどの災害を体験する事は、生きている間に何回もある訳ではありません。
私の場合は、「東日本大震災」と「河川の氾濫」が一番怖い思いをした災害でした。
地震災害
地震大国日本と言われるくらいですから、震度3程度の地震なら、さほど恐怖は感じません。
さすがに震度5となると、怖さで体が動かなくなってしまい、冷静な判断もできなくなります。
東日本大震災の時は、なぜかテーブルを押さえていた私。
テーブルにもぐる事さえ、できませんでした。
しばらくたって冷静になり、子どもを学校に迎えに行き、連絡のつかない夫が何とか帰宅した時は、本当に安心しました。
そして、計画停電になり、スーパーでの買い物も思うように出来ず、食品の備蓄の必要性を痛感しました。
河川の氾濫による水害
突然起きる地震の恐怖とは違い、じわじわと押し寄せる恐怖に襲われたのは水害です。
実際に被災する事はありませんでしたが、「非常持ち出し袋」をちゃんと準備しておけば良かったと痛感した災害でした。
電柱に「河川が氾濫したら浸水する位置」の赤いテープが貼ってあります。
あまりに高い位置に貼ってあるため、普段は「こんな所まで浸水するわけないじゃん!?」とお気楽に過ごしていました。
雨台風が過ぎ、何事もなくて良かったと思っていたのですが、上流に大量に雨が降ったため、河川の水位がどんどん増えていきました。
川沿いのマンションに住む子供の友人から、「土手のギリギリのところまで水が来ている」と連絡が来て、今までこんなに水位が上がったことが無かったので焦りました。
電柱の赤いテープが頭をよぎり、氾濫に備えて、慌てて避難準備を始めたのでした。
非常持ち出し袋は普段の点検が大事
災害が起きてからでは遅い。
河川が氾濫するかも知れず、慌てて避難準備をした教訓から、「非常持ち出し袋」の点検は常に気に掛けるようになりました。
今まで作って来たハンドメイド小物の中には、避難準備品として役立つ小物もあり、実際に「非常持ち出し袋」に入れています。
書籍にまとめました
災害時の体験を通して、「非常持ち出し袋」を準備する重要性を痛感した経験と、災害準備品について電子書籍にまとめました。
たくさんの方に読んで頂き、それぞれのご家庭の「非常持ち出し袋」を準備する上で、参考にしていただけると幸いです。
『非常用持ち出し袋に入れておきたいハンドメイド小物』
Kindle Unlimited会員なら、無料で読むことが出来ます。
ハンドメイド手芸と防災
自分サイズで作れるのはハンドメイドの強みだと思います。
災害準備品も、市販品に無いものは作れば良いのです。
趣味と実益を兼ねて、お金を掛けずに防災グッズを作るのも、平和な日常だからこそ出来ます。
地域によって、起こりうる災害は違います。
自分が住んでいる場所では、どんな災害が起きる可能性があるのかを知り、それに合わせた「非常持ち出し袋」を備えましょう。
使わずに済めば、それはそれで良いのですから。
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